2009年10月25日
【ダムに沈んだ釣り場】 奥利根湖
成瀬泰雄さんの著書を読んでいたら、奥利根湖が今あるところの釣り場と温泉の話がありました。昔は、源流釣師の聖地のようなところだったんですね。
「1967年に八木沢ダムが完成してあの奥利根湖が誕生するまでは、奥利根一体はうっそうとしたブナや、ミヤマコナラの原生林に覆われた谷間だった。」~奥利根湯の花譚より
当時は、バスもなく湯檜曽から歩いて登っていくか、新潟側から山越えして来るしかなかった。
大きな沢は、籠渡しがあってそれに乗って越え、ずっと何時間も歩いて行くと、立合せ沢あたりの右岸の、今は湖底となっているところに、あの伝説の「湯の花温泉」があったそうです。
本流のほかに東ゼン沢、小穂口沢こぼくちさわ、水長沢みながさわ、など凄い釣り場があったが、ダムで水没して失われてしまった。
奥利根湖にイワナは残ったが、ハヤが繁殖してしまい、勢力を拡大しているとのこと。最後は、ダム湖のハヤで、イワナの楽園は滅びるということでしょうかね。
矢木沢ダム - Wikipedia
奥利根湖・ならまた湖利用協議会


A&F COUNTRY(エイアンドエフカントリー) イワナ 43
Posted by おサル at 11:58│Comments(0)